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interview01 <2005/7>
鷲尾友公 (イラストレーター/ グラッフィックデザイナー)
WASHIO TOMOYUKI INTERVIEW 完全版

アングラスターにインタビュー第1弾!! 今回は名古屋在住、アディダスのコラボや今年度のフジロックのTシャツデザインなどを手掛けたワッシーこと鷲尾友公君(わしおともゆき)にインタビュー!!
 

まずは無難な質問から。いつ頃から絵を描き始めて、いつ頃からイラストというものに興味を持ち始めたの??

「もとを辿れば「描くっ」て、自分が思う前に書いていただろうし、生まれた時「光」を理解する前に「光」とは出会うし「赤」って思う前に赤は見てたし、「ペン」もこれは「ペン」なんだってのを覚える前に持ってたと思うから。そんな感覚。知らず知らずの内に。」

そう言われればそうだ。

「中学の頃、先生にアトリエって本を見なさいって言われて、オカンにアトリエっていう本買ってきてってお願いしたら、自分が思ってた絵の描き方とかの本じゃなくて、アート雑誌だった。それを見て何!!これっ!ってなって。その雑誌の特集がバスキアだった。その頃は、まだバスキアがバスキアだとは分からない時期で、なんなんだろうな?この絵は?・・・って感じで通り過ぎて、でも頭のどっかにずっとその絵はのこってて。で、そのまま高校生になって。僕、大学とか専門学校とか行けなかったんだ。」

意外だね!

「独学だったよ。旅をする、使った事ないお金、言葉、切符、道、線路、駅、食べ物初めて見る建築物、何も知らなかった自分、飛行機の席、誰のお陰なのかこの席に座る事ができる自分、日本での活動、生活、家族、それを振り返る事ができる自分は日本人として誰のお陰でこうして絵を描き、やりたい事をやり、生活していられるのか、それを遠い国の列車を待つベンチでぼんやり考える自分、まだまだ小さくてちっぽけすぎる事に気付いてしまうその瞬間の繰り返しだと思う。今も新しい壁にぶつかりながら試行錯誤の日々でございます。けど、18、19歳の頃、これしか無い!!って思ったんだ。で、さっきのバスキアじゃないんだけど、分かりやすいんだけど、こういうものでもなんか発表できないかなって思って。美術館以外のところで。そしたらクラブで「フライヤー」という表現手段に出会って、「こういうものもあるんだ」って。」

そんなこんなで今はイラストレーターとして活躍してるわけじゃん??自分はアーティストだと思う??

「ん〜〜。特に思わない。アーティストと言葉はよくわからんね。その言葉で簡単にくくられないようにがんばる。」

じゃあ、イラストレーターっていう肩書きもあんまし好きじゃない??

「肩書きには特にこだわっていません。僕ができる事をやるだけっす。前にもいいましたが、すべては日本人に生まれたとゆう事ではないでしょうか??表現をする事で生きていられるとすれば、それを与えてくれる人、支えてくれる家族と友人、影響を与えてくれるたくさんの絵描きやグラフティ、先人達、ミュージシャン、DJ,スケーター、絵を描いて喜んでくれる人、そうではない人、その人達を楽しませる事ができるその行為を今後も続けて行く事が僕にとって大切だと最近強くおもうので。まだまだっす。」

そうなんだ。ちょっと話はそれるかもしんないけど、以前誰かがモシノさんは「妖怪人間ベム」でワッシーは「ゲゲゲの鬼太郎」だよね。という話をしてたんだけど、なるほどなってそんとき思ったわけよ。実際どうなの?ゲゲゲの鬼太郎の影響はある???

「小さい頃からいつも漫画が近くにあったから少なからずその影響は大きいかも。影響を受けたものと自分自身の経験を作品に反映させる事はごく自然の事だとおもうよ。アートって堅苦しい壁がまだあると思うけど、みんなの手に届きやすい事と身近に感じられる事が今は重要だとおもってるから。かといってフリーマーケットやればいいかっていったらそれはまた違う事だけど。やっぱ漫画の存在は大きいっすね。」

もしゲゲゲの鬼太郎に出会わなかったら、何に影響を受けてたと思う??

「う〜ん。ゲゲゲの鬼太郎以外にもキン肉マンやらいろいろみたから、北斗の拳とか翼とか、、、ちくしょーーーーー!!!こうなったのもすべては少年ジャンプのせいだ!!!!!あとはマラドーナやプラティニ、カレカやリネカーの時代、三浦和良に強く憧れたものです。」

それを想像した絵を描いてみたらどうなるだろう??

「もう闇鍋みたいなもうなんでもありなんじゃないでしょうか??」

アハハ(実際描いてもらいたい・・・)ワッシーは最近大きい活動だとドイツでの活動だったり、多方面で活躍してるけど、実際名古屋を拠点に活動してるわけじゃん?名古屋のシーンはどう??

「実際、名古屋では、名古屋だけではないんだけど、その人の本質じゃないけど、作品の本質まで理解しようとする人が少ないかも。」

もうちょい具体的に。

「前にドイツで仕事をしたんだけど、初めて会う人とかはあの頃の僕の作品をよく口にしているけど、今の僕は色々経験してそれなりに変わっているんだし、実際あまりその事を先立って言って欲しくないし、気にしたくない。」

それを乗り越えるには??

「描き続けるしかないと思う。で、あと二年ぐらいでギャラリー展開とゆうかひと区切りとして展覧会したいと思ってる。」

で、それが実現しなかったらいよいよ就職かな?

「(笑)」

まっ、それは冗談として、今後の活動及び目標なんぞを教えてちょ。

「再び立体製作期間に入りたいなと考えています。日常から少し離れて発砲スチロールを削り石膏を固め樹脂を磨く、その日の気温や湿度、天候によってコントロールしないといけないですから修行に出る感じ。旅行と似てて、自分とたくさん向き合えるしリセットできる事が可能だから。ひたすら綺麗な曲線を探して削りだす作業とか、たまらんね。それをexhibitionとゆう形で発表しようと考えていて話を取り合っています。あとは11月にロンドンで行われるmatsuriというpaint showにMARK WIGANやJODY BARTON等たくさんのペインターと出る予定です。あとはもっと新しいキャラクターを生み出してそいつらと旅行したいっすね。」

8/31(WED)にBUDDHAで初?のライブペイントすることになったよね。しかも久々?のロングセット。3〜4時間かけて描くみたいだけど、ワッシーにとってライブペイントとは?

「最近は色々経験して大人?になってきたと思うんだけど、そうじゃなかったころの自分は何も知らずに描いてたなって。色々勉強して色々なこと経験すれば絵に反映されるってね。なんだろ、自問自答しながら描いていくとやっぱそれなりの自分の心境とかも、どうしても描いちゃう。結局自分自身を投影させて描いているのかな。」

最後にありきたりだけど、ワッシーにとってBUDDHAとは?

「BUDDHAによく行くようになったのはホントここ一年位かな。で太田さんと知り合って。名古屋の老舗だし。やっぱ他のクラブとはちょっと違う印象がある。他のクラブが商業的だとすれば、BUDDHAはそうじゃない何かがある。他の店だとどうかなってのでもBUDDHAだったらやってもいいかなって感じ。あと、何か、BUDDHAの人達には全て見透かされてる。先を読まれてる気がする。」

そうなんやー(ニヤリっ)

「あと、太田さん、木下さん、けんじさん、SUGIさん、みんな同じ顔にみえる!!濃い印象。」

エーーー!!(笑)

★8/31(水)イベントTHIS WORLDにて鷲尾友公のライプペイントショー開催!!サウンド面は歳納崇史(HAGIWARA3),藤原健太郎(DOWNSTAIR/AUDI)が強力サポート!!