interview07 <2006/01>
TRICKSTER -トリックスター-
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今、巷のDJの中でノーザンソウルという言葉を良く耳にする。そんななか昨年の暮れに「トリックスター」というノーザンソウルダンサー兼DJがブッダにやって来た!今回のワールドワイドインタビューはUKのトップノーザンソウルダンサー「トリックスター」にインタビュー!! <質問
構成 : 太田孝次 / 訳 KANAKO>
トリックスターとはニックネームですか?
T : トリック:そう。トリックスターっていうのはニックネームだよ。本名はクリストファー・ジョン・ハーヴェイ。
そのユニークなニックネームの由来は何ですか?
T : 1996年にThe 100 Clubのノーザンソウル・オールナイターで、雑誌の特集記事やインタビューのために写真撮影やビデオ撮りされたりしていた当時、俺はそこでノーザンソウルのアクロバティックな踊りをよくやっていた内の1人だったんだ。ダンス用語でアクロバティックな技を英語ではトリックっていうんだけど、その時オールナイターに来ていたロンドン近郊、エセックス州出身の姉妹が俺のアクロバティックなダンス技をみて「リトル・クリッシー・トリックスター」とか「クリッシー・リトル・トリックスター」って呼び出したのが由来だよ。
以前、日本の雑誌「STUDIO
VOICE」であなたが踊っている写真を見ました。背景もかっこいいですよね。あれがThe 100
Clubなのですか?
T : そう。ロンドンのThe 100 Club。
どこであのようなダンスは見られるのですか?
T : 世界中のノーザンソウルをやってるイベントでみられるけど、特にイギリスかな。
ノーザンソウルダンサーになったきっかけは?
T : 俺はモッズだったんだけど、モッズっていうのはダンスに熱中するからね。特に俺は踊るのがすごく好きだから。
ダンスは誰かに習ったのですか?
T : いや、1930年代から1950年代の映画に出て来るいろんな人達を見て独学したよ。でも俺が最も影響を受けたのはデニス・リーとケブ・ダージかな。
あのダンスのステップを踏み、スピンやアクロバティックなダンスはどこから生まれたのですか?
T : ノーザンソウルのダンスはブラックアメリカ・ジャズダンスや1950年代のロカビリーやテディボーイズダンス、バレー、タップダンス、格闘技などのすごくいろんなダンススタイルから取り入れられてる。
そうなんですか!
ではブレイクダンスもこのノーザンソウルから来たものですか?
T
: そうだとも、違うとも言えるな。ブレイクダンサ−達はもっとさらに先を進んでると思う。彼等はアクロバティックな面ですごいよね。
今回日本に来て、日本での感想はどうですか?
T : ノーザンソウルシーンでいえば、俺はノーザンとモッズのイベントのために来るのが好きだよ。なんでかっていうと、みんなとっても若くてエネルギーに溢れてるし、音楽もすごくいい。1ケ所でノ−ザンやファンク、ブーガルー、ジャズ、モッズ、全部聞けるっていうのもいいよね。
ノーザンソウルとはアメリカの北部のレア・ソウル・レコードでモータウンとかホットワックス辺りの曲ですか?
T
: 北アメリカだけじゃなくてアメリカの色んな所や、UKで創られたものだよ。ノーザンソウルというジャンルの名付け親はDave
Godin(デイブ・ゴーディン)というタムラ・モータウン・レーベルの創設者だった人で、なんでノーザンソウルと呼ぶようになったかっていうと、ロンドンではもう聞かなくなったソウルをイギリス北部の人達はまだその時に好んで聞いていたから。
ノーザンソウルシーンはウィガン・カジノ・クラブが始まりだと聞きましたがどんなクラブだったのですか?
T
: いや、1958年までさかのぼると最初のドゥーワップやモッドジャズ、1950年代後半のソウルがロンドンのフラミンゴ・クラブでかけられていたからウィガン・カジノが始まりじゃない。レア・ソウルで知られた最初のクラブは、1963年に始まったロンドンよりずっと北のマンチェスターのツイステッド・ホィールってクラブだね。俺らはオールナイトでやってるイベントのことをオールナイターっていうんだけど、このツイステッド・ホィール・オールナイターが火付け役。そして、これもイギリスの北の方なんだけど、ストーク・オン・トレントでトーチ・クラブ・オールナイターってのがあったよ。その後、ウィガン・カジノ・クラブがノーザンソウル・オールナイタ−を初めてやったのが1973年。でも、イギリスのいたる所でいろんなソウル・オールナイタ−があったと思う。まあ、ウィガン・カジノがノーザンソウルを有名にしたとはいえるね。 ノーザンソウルDJは主にシングル盤のコレクター色が強いイメージがありますが日本のDJも良く知っていてびっくりしなかったですか?
T
: ビックリはしなかったよ。なんでかっていうと、ケブ・ダージが日本でDJをやってたからね。
ノーザンソウルの中であなたの好きなアーティストは誰ですか?
T : 俺が好きなアーティスト・トップ5は、
1: Jackie Wilson
2: Charles Hatcher a.k.a.
Edwin Starr
3: Sidney
Barnes
4: The Professionals
5: Curtis
Mayfield
では、お気に入りのDJは?
T : 俺が好きなDJ・トップ5は、
1: Keb Darge
2: Butch
3: Snowboy
(great
deep funk and
Latin
DJ)
4: Shifty
5: Ady
Crossdell
主にいまの活動を教えて下さい?
T : Melksham
Soul
NightでのレジデントDJ。
あと、ゲストで他のクラブでもDJしてる。
あなたにとってダンスとは?
T : もし俺がノーザンソウル・イベントに行って踊れなかったら、かなり怒っちゃうかな。
俺は踊るのが大好きだし、ノーザンソウルは俺にとって全てを意味してるからね。
最後に日本のファンとクラブブッダのDJに何かメッセージをお願いします。
T : ブッダへ----ブッダでのDJと踊った事がすごく楽しかったって言いたいよ。それと、ノーザンソウルとモッズのイベントをやるのをやめないでほしい。すごいいいクラブだしね。いい仕事を続けてくれよ。
ブッダのDJへ----次の時代のDJを育てようぜ。俺らがそうだったように、みんなどこかのクラブでやり始めるわけだから。
日本のファンとDJへのメッセージ-----音楽とダンスを純粋に楽しむこと。それと、シリアスにとらえ過ぎないで。シリアスになりすぎるとシーンが死んじゃうだけだし、タダのコレクターのシーンになり始める。ダンスシーンを止めさせてしまう事にもなるからね。
蛇足ですが、最後にイギリスのアーティストの人って日本の女性と結婚を多くみかけますがその魅力は?
T : 日本の女性はすごく親切だし、かわいいな。見た目もスィートで純粋だしね。俺はただ、イギリス人とヨーロピアンの女性が好きじゃないんだよ。
<名古屋ノーザンソウルDJ! 寅さんからの質問>

trickater&名古屋ノーザンソウルDJ!寅さん
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Melksham
Soul Nightそのイベントはどこのクラブでやっているのですか?
T : 45rpm soul
club という主催グループがオーガナイズしてるThe Royal British Legionというクラブで。場所はロンドンより西部、バースの近く。
初夏のホリデーにクリートホープスでノーザンソウルの祭典がありますがどんな感じですか。
T : 1950年代後半に使われていた昔のイギリス空軍のキャンプ地でやってて、ソウルウィークエンダーのプロモーターはThe
100 clubの 6T’s オールナイターやケント・レコードの社長で知られているAdy Crossdell。俺が特に好きなウィークエンダーで、もう11年か12年間行き続けてるよ。
金曜の夜にダンス大会、土曜の夜にアメリカからオリジナル・メンバーを含むアーティストが毎年ライブしに来て、あと日曜の夜は、その年にクリートホープスでDJした人が参加するDJダンス大会と、忍者とかなんでもありなんだけど、仮装して踊るファンシー・ドレス・ダンス大会がある。オールナイターが金・土曜の2回、オールデイヤーが土・日曜の2回、それと日曜の夜はミニ・オールナイターかな。その年によって夜中3時に終わったり、いつ終わるかはっきりしてないんだ。3日間、踊りづくしだよ。
会場は大きな建物の中に全部でダンス・ホールが3部屋あるんだけど、メインの体育館みたいな一番大きな部屋がノーザンソウルとノーザンR&Bの部屋で、あとの2部屋はレアR&Bをかけるロンドン部屋って呼んでる部屋と、主に70’sや80’sのモダンソウルをかける部屋がある。
行った時はキャラバンに寝泊まりするんだ。キャラバンってのはキャンピングカーがもっと進化したようなやつで、中はベッドも布団もあるし、キッチン、シャワールーム、トイレ、ソファーやテレビなど、なんでも揃ってる。アパートみたいな感じかな。大体、部屋が2〜3個あるし。
あと、プールとかゲームの娯楽施設もキャンプ地にはあって、最近みんなあんまりやんないけど、ちょっと前までは最終日の日曜のイベントが終わったら何人かの人がプールに飛び込むってのが最後のシメみたいな感じで、恒例だったな。俺も昔、飛び込んだことあるよ。
イギリス北部とロンドンでは、ダンススタイル、好まれる曲調の違いなどありますか?
T
: イギリス北部ではまだウィガンで流行ってた曲なんかがが好まれてると思うよ。オールディーズとかクラッシックスっていうんだけど。あと、彼等は今でもウィガン・スタイルで踊っていて、中には服も大きなオックスフォード・バッグス・パンツをはていたり、女の人達は1950年代のプードルスカートみたいなサークルスカートをはいてる人もいるしね。北部の人達みんながみんなそういうスタイルをしてるっていう訳じゃ無いけど、まあ、あくまで南部に比べたら多いってところかな。
ロンドンシーンではよりレアなサウンドや、飛んだり跳ねたりするウィガン・スタイルの踊りより、もっとスムーズな動きの踊りに熱中してる。ロンドンシーンは音楽やダンス、ファッション、レコード、全てのことが競争みたいになってるってのもあって、たまに、久々また北部のクラブに行きたいなって思う時があるよ。
いままでに、最も印象に残っているイベントは?
T : イギリス北部、ストーク・オン・トレントにあるKing's
Hallでのトーチ・リバイバル・オールナイターでEdwin Starrのライブ中に本人から「ステージに登ってダンスしてくれ」って言われて、約1500人もの人達の前で歌ってる彼と一緒にステージ上で踊ったことと、ロンドンのThe
Capitol Soul ClubではSidney Banesのライブで一緒にステージに登って踊ったのが印象に残ってる。
でもすべてのソウルナイトやオールナイターが好きだし、凄くいい思い出が沢山あるよ。
バギーパンツなど特徴のあるファションスタイルがありますが、今主流のファッションは?
T
: バギーパンツじゃなくって、1930年代に上流階級の人達が着てたオックスフォード・バッグスっていうんだ。これが特に流行りって言うのはないよ。プリーツのあるルーズパンツ、ベン・シャーマン、フレッド・ペリー、あともちろんロンドナーが好きなボウリングシャツやハワイアン・シャツ、大きく折り返した太めのカットのビンテージ・ジーンズってところかな。大体、あまり細身の服を着てる人は少ない。踊るのに窮屈だからね。
タイミングもあるでしょうが、ロンドンを旅行する日本人にお薦めのノーザンソウルのイベントを教えてください。
T
: 6T's Allnighter (Oxford Streetにある100club)
Lost and Found (SohoにあるMadame JoJo's )
Valatone (Euston)
Soul in the City (City)
Solid Hit Soul,
Boogaloo (Greenwich)
Soul Revolution (Shoreditch)
あと、Ady Crossdellが主催・協力をしてるモッズとノーザンソウルがミックスしてるイベントも年に数回ある。(http://www.6ts.info/new/home.htm) |