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interview14 <2006/09>
鈴木雅尭 MASANORI SUZUKI (APRIL SET / PREMIUM CUTS)

「選曲の醍醐味としては、100円のレコードから○万円のレコードまでを自然に混在させてGROOVEを作ること。」

clown cafezinho、お疲れ様でした。感想を簡単に聞かせて頂けますか?

S : 楽しかったです。とても。僕は地方のクラブPARTYのアニバーサリーでよくゲストに呼ばれたりしますが、今回は特にそのHAPPYなヴァイヴがお客さんやイベント・スタッフ、そしてClub Buddhaから強く伝わってきて、演ってる僕もとてもHAPPYでした。なんか優等生的な答えみたいだけどこれは本当です。どこでもこんなに気分よくプレイ出来るかっていったら決してそんなことないですからね〜。 

今回3回目となりました、Buddhaはいかがですか?

S : 今回は初めてエフェクターを持ち込んでプレイしましたが、ブースも広々していてオペレーションしやすいし、お客さんの体当たりにも針飛びしないし、ノンストレスでプレイ出来るから最高です。ブースとフロアとの一体感も強く感じられるし、お客さんもみんな冷やかしじゃなくて積極的にPARTYを楽しもうとして来ているし。機会があったらいつかBuddhaでノンストップ6時間の独演会とかやってみたいです!マジです。

DJになったきっかけ、影響を受けたDJやアーティストの方などいましたら聞かせてください。

S : もうかれこれ15年くらい昔ですが、ひょんなきっかけであるDJバーの平日の選曲を見よう見まねで担当するようになって、それから自分のPARTYを持つようになりました。だから直接だれに師事した訳でもないんですが。“JAZZ”っていう解釈の自由さを学んだのはUFOの3人や辰緒さんから。お客さんを楽しませるプロ意識みたいなものは小西さんからの影響が強いです。

DJのおもしろいところ、やってて良かったなーと思うことは何ですか?

S : 現場でのDJプレイや僕のMIX CD(PREMIUM CUTS)に触れたお客さんが「楽しかった」「元気が出た」みたいな反応を返してくれたときですね。持病の腰痛・肩凝りも吹っ飛びます(笑)。それから地方のDJから思わぬ刺激を受けたとき。気になる曲が流れるとその場でジャケ見せてもらいますね。それで家に帰って速攻ネットで検索(笑)。あと選曲の醍醐味としては、100円のレコードから○万円のレコードまでを自然に混在させてGROOVEを作ること。

逆に辛いことはありますか?

S : 偉そうなことを言うようですが、お客さんに千円でもニ千円でもチャージを払ってもらうっていうことの意味を考えないでプレイして平然としているDJさんと共演するとき。あまりにも行き当たりばったりな選曲とかしてたり。辛いというよりチカラが抜けちゃいますね。「なんで自分の持ち時間を最高のものにするためにちゃんと練習してこないんだろう?」って素朴に疑問に思います。そういう人に限って「いやぁ、鈴木さんみたいにレアでいいネタ買えないッスから」とかって勘違いな言い訳したりして。言っちゃなんですが、僕はいまでも練習するし流れもいつも事前に試行錯誤して練ってきます。「この流れいいじゃん!」みたく部屋でひとりでニヤついたりして(笑)。あ、でももちろんそんな勘違いDJがしょっちゅういる訳ではないし、共演した名古屋のDJにはもちろんそんな人は一人もいません。みんないいプレイするし一所懸命なのがすごく伝わりますから。

DJ、リミキサー等として色々な活動をなさっていますが、organ barからちょっぴり遠い名古屋のファンの中では、鈴木雅尭さんと言えばmixCD(以前はTAPE)PREMIUM CUTSシリーズ!という印象です。私はクラブでのプレイのファンでもあるのですが、mixCDなどの作品と現場でのプレイでそれぞれ意識していること、違いなどはありますか?


『PREMIUM CUTS』シリーズは
毎回SOLD OUT

S : まずMIX CD『PREMIUM CUTS』ですが、これは圧倒的に生音中心でジャズ、ファンク、フリーソウル、ブラジリアン、ラテンなどを横断して選曲しています。テープをスタートした頃(5〜6年前)は現場でのプレイもこんな感じでした。現在のDJプレイは実際に聴いてくれた人はご存知だと思いますが、生音が半分、あとはブレイクビーツやヒップホップ、ハウス、マッシュアップとかガンガン混ぜていきます。CDはやっぱり聴かれるシチュエーションとして部屋聴き、カフェ聴き、SHOP聴き、クルマ聴き対応のMIXですね。現場でのDJはとにかくみんなが楽しくアガれること。クッタクタになるまでノンストップで踊ってもらえることを意識してプレイしています。変わらず一筋な部分とそれを裏切るアップ・トゥ・デートな部分、いずれも大事にしたいと思っています。

mixCDやTAPEのクレジットを見て、スーさんの持ってるレコードを探したりするファンも多いと思います。レコードはどこで買うことが多いんですか?

S : 特別のルートを持っている訳でも自分で買い付けに海外に行く訳でももちろんありません。みんなと同じですよ。渋谷、新宿あたりのいわゆるDJ向けの中古盤屋さん、それから新譜屋さん、そしてレコードマップに普通に載っている通販ショップ、あとはeBayやヤフオクなどのオークションっていったところですかね。ネット購入のウェイトは確かに年々上がってます。試聴出来るサイトがどんどん増えてるし。でも試聴してオーダーしていざ届いたらそのいい部分はそこだけであとは延々だらだらと長くって全く使えなかったなんていうこともたまにあります。長いときは長いって書いておいてもらいたいんだけど、う〜ん、それは高望みすぎるかなぁ。

ちなみに初めて買ったレコードは何ですか?

S : 小学生だったかなぁ、アンディ・ウイリアムスのベスト盤かなにかだったように思います。あとはグレン・ミラー楽団とか。中学生になったら友達の影響でウェストコースト・ロックとか日本のフォークとかいろいろ買い漁ってました。母親が名古屋の人間なので子供の頃は里帰りに着いて帰ってくるとよく一人でレコード屋まわりしてました。その頃買ったロックやフォークのレコードはいまでも大事に持ってますよ。

ちなみに初めてデートしたのはいくつの時ですか?

S : 中学3年生でした。原宿の表参道散歩して、キデイランドでおもちゃとか見て、喫茶店でコーヒー飲んで、イタリアンでパスタ食べて、原宿駅で別れて。ませてるんだかお子さまなんだかよく判らないデートですね(笑)

ちなみに初めて...

S : そりゃ震えましたよ。緊張してよく覚えていません。気持ちよさを感じる余裕なんて全然なかったですね。気がついたらクタクタになって終わっていたっていう感じ。気持ちよくなって来たのはずいぶん経験を積んでからだったと思います。え?DJの話ですよね?(とボケておきます)

好きな女性のタイプは?

S : 名古屋ではバレていますが、僕はメガネフェチ。加えて実は肩フェチです(笑)。SPEEDの水着が似合うようなイカツイ肩の女の子がメガネかけてたらもうたまりません!そういうコはもう全員ノーチャージ!(笑)だから日清のコマーシャルに出ているメガネをかけた真鍋かをりはドストライクです!あ、性格ですか?性格は朗らかなコがいいなぁ。でも陰のあるコも気になったりして。節操ないかも知れませんが、そんなもんですよね?ね?ね?(必死)

最後に名古屋のみんなへメッセージをお願いします!

S : 日本全国まわっていますが僕の中でいま名古屋は音楽の街福岡と同じか、それ以上に熱いです。もっとも厳密に言えば「名古屋は」というより「clown cafezinhoは」であり「Club Buddhaは」なのですが。子供の頃から馴染み深い名古屋の街でDJ出来て、いつもみんなが盛り上がってくれて感無量ですね。DJ以外でも遊びに来ることもあると思いますが、見かけたら優しく声をかけてくださいね。特に水泳体系のメガネのコは(笑)。冗談はさておき、毎回来てくれるお客さんでも新鮮な発見があるように選曲やプレイも工夫して来ますから、ぜひまた呼んでくださいね♪

■鈴木雅尭プロフィール MASANORI SUZUKI (APRIL SET / PREMIUM CUTS)

渋谷宇田川町CLUB MUSICシーンの最重要拠点、オルガンバーに於いて『BLUE CAFE』『PREMIUM CUTS』『ビストロジャズ』『AVENUE』といった数々のレギュラーPARTYを主催。他にも東京および日本各地のCLUBで精力的にDJ活動を展開。同時にAPRIL SET名義での楽曲制作、REMIX等を手掛ける。須永辰緒、小西康陽の両レコード番長の信頼も厚いレコード裏番長。MIX TAPEからMIX CDにフォーマットを変えた『PREMIUM CUTS』シリーズは毎回SOLD OUTを続けるほどの人気。レアでキラーなジャズ、ソウル、ブラジリアンから最新のCLUBミュージックまでをスムーズにカットアップしていくジャンルレスPLAYは、常にフロアの温度を沸点まで上昇させる。GROOVE誌「シーン をつくるDJ50人」にも選出。最新作は『BLUE CAFE / V.A.』『PREMIUM CUTS#03』。現在APRIL SET名義のNEWアルバムを鋭意制作中。