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report_18

まだまだ冬の寒さが残る2月終わり。そんな冬の寒さももろともせずに全国の音好きな奴らが思い思いの場所でpartyを開催している中、名古屋は新栄「Club Buddha」では名古屋ではなかなかお目にかかれない熱いあの人がベースを持たずに現れた。

2007/3/24/sat 「RASKA RHYTHM」 @Club Buddha

この日がRASKAL BOYSにとっての1つのターニングポイントとなったことは言うまでもない。そう、更なる飛躍に向けて。名古屋SKAシーンを牽引するニュージェネレーションとして。

60〜70'S JAMAICAN MUZIKを中心に開催する「RASKA RHYTHM」。ここ名古屋でもいろいろな場所で最近のREGGAEが流れるイベントがある中、そのREGGAEのルーツとなる60年代に作られた音のレコードを各セレクター(RASKAL BOYS)がそれぞれの思いを込めてレコードに針を落とす。今でも多くのバンドが影響を受けた「SKA」、「ROCKSTEADY」、さらにその流れを受けて作られた「EARLY REGGAE」、「LOVERS」などが流れる。
はるか昔にJAMAICAでつくられた音楽が好きなセレクター、お客さんが集まり、お酒と共に音楽を楽しんでいる。そんな熱い人たち、さらには新たに音の魅力にひかれた人たちで徐々に盛り上がりを見せてきているイベントである。

今回、1周年を迎える同イベントに日本が誇るモンスタースカバンド「東京スカパラダイスオーケストラ」のべーシスト、さらには「川上つよしと彼のムードメイカーズ」としても活躍中の川上つよし氏が登場。メンバーの中でもJAMAICANSKA、さらには世界中のSKAに精通している氏。バンドとして名古屋にも数え切れないくらい来ているが、セレクターとしてはごく稀にしか御目にかかれない。今夜はどんな夜になるのだろうか。夜が徐々に更けていく中、極上のJAMAICAN MUZIKを皮切りにイベントがスタート。

この日はいつにも増して早い時間帯から人の波が押し寄せる。RASKA RHYTHM に来てくれるお客さん達はホント音に対して積極的なのか、酒を片手に音楽を楽しんでいる姿が様になる。RASKAL BOYSが選曲するノリがよいSKA の曲ではSKA DANCE。甘いROCKSTEADY、EARLY REGGAEの曲では体を揺らしながら。さらにはJAMAICANMUZIKのルーツとなる曲まで流れ出し、心地よい時間がゆっくり過ぎてゆく。時間が経つにつれ、川上つよし氏の選曲を心待ちにしているせいか、はたまたRASKAL BOYSのテンションがオーディエンスに移ってきたのか、徐々にDJブース前に人だかりが出来ていた。時間も日が変わろうとするころ、RASKAL BOYSが選曲した、PRINCE BUSTER、JACKIE OPEL、LEE PERRYなどの SKA TIMEでフロアーがかなりの温度で上昇していく最中、遂に今夜のゲスト、川上つよし氏が登場。早くもほろ酔いの氏はイベント前に言っていたように古きJAMAICAN MUZIKを現代に受け継ぐ世界中のSKABANDの音源を選曲。やはり日本だけではなく世界中の飛び回るバンドのべーシスト。さらにはバンドだけではなくセレクターとしても日本中至る場所でプレイている氏。彼のマニアックかつクールな選曲に皆脱帽。本当にすごい。イベント前に氏は言っていたが、南米のSKAが今おすすめらしい(笑)。我々もそうだが初めて聴くお客さんも音に酔いしれ、いつしか体が動き出していた。それは選曲している楽しそうな氏を見ていると心地よくなっていったからだと思う。時には口ずさみながら、さらにはエアーベースをしながら。やはり本当に音好きな氏ということを感じた。そんな氏の選曲を楽しんでいるお客さんも笑顔を見せていて楽しそう。お酒と共に楽しい空間が作られる中、あっという間に氏の前半の選曲が終わる。
まだ余韻が残る中、再びRASKAL BOYSがJAMAICAN MUZIKを選曲。RASKAL BOYSのメンバーの中には氏のように JAMAICAN MUZIKを愛し、名古屋でバンド活動をしているメンバーもいる。さらには名古屋だけではなく、いろいろな場所でセレクター、バンドとして活躍している方々も今夜はRASKA RHYTHMに集合。そんな熱い人たちも含め、お客さん共に音を楽しんでいる。新たに昔の音楽の魅力を実感した。

そうこうしているうちに川上氏の後半戦が始まった。前半の選曲とは違い、今度は古いJAMAICAN SKAを選曲。THE SKATALITESなど今でも多くの人に愛されている曲などが流れ、お客さんも大満足。現代だけではなく古き音楽も知っている氏のすごさを感じた。さらには再び現代の少しゆったりした曲が流れ出し、お客さんは本当に気持ちよく体を揺らしている。氏の選曲の音を目をつむりながら聴き楽しんで知るお客さんが印象的だった。氏もほろ酔いで心地よさそう。楽しい時間は早いようでいて、噛み締めるかのようにゆったり過ぎていき、心地よい空間が僕らを包み込んでいってくれた。そして遂に LAST TUNEとなった。まだまだ踊り足りないぞと言わんばかりのオーディエンス。そんな惜しまれつつ次に繋いでゆくのも一興である。閉めはやはり名古屋はRASKAL BOYSだろう。最後までJAMAICAの音楽をみんな楽しんでいる。この日来てくださったお客さんのすがすがしく満足卦な笑顔を僕は忘れない。